すると正樹くんからの返答。




「冗談? 強がってんの?
愛ちゃんに捨てられちゃうの怖い?」



・・・・・・・・はぃ?



「ちょっと!? 何いってんの正樹くん!
捨てるなんてしない・・・・・」


「態度だけはでけーのな」



あたしの言葉を覆うようにかぶせられた優の声。


見上げると、
小さい変化だけど優が





怒ってる・・・・・・・・・





このままでは面倒くさいことになると察知したあたしは、2人を引き離す。




「ちょっと! いい加減にしてよ!!」



声を張り上げて2人に言うけど、
全く聞いてくれる気がしない・・・・・・



2人とも目だけが笑ってなく、
口元だけが引きつっている。




ちょっと、ちょっと、ちょっと!!




なんでこんなことになってんのよぅ・・・


目の前に居る2人からは、
バチバチと火花が散っている。