少し悩んで、あたしのほうを向くと、




「まぁいんじゃね?」



優しく微笑み、千夏たちの後を付いていった優。



あたしの胸はきゅうっと音を立てる。


なんでだろ。
なんか今日は優が違うような・・・・・


トクトクと脈打っているあたしの心臓は、
優を見つめるたびに激しさを増していく。



「なんでだろう・・・・・・」






急いで走って優の隣を歩く。


ブーッブーッ


携帯のバイブが震えた。
開くと、千夏からのメール。



なんだろう。
と思いながら開いて読むと、



【晩御飯の時間にはまだ早いから、
そこらへんブラブラしてるねー♪

愛たちもデートしときなさいっ】




やっぱりそれが目的か・・・・


「メール?」


ケータイの画面を睨んでいると、
優があたしに話しかけてきた。



顔を上げると、ずいぶんと近い位置にある優の顔。




「ぎゃっ!!」