ふーッと息を吐いて、
隣にいた千夏を見る。



「ねぇ? これからどうするの?」


「え? なにってそんな大げさに考えてなかったけど」




まさにきょとんって感じであたしを見つめてくる千夏。


なんじゃいそりゃ。


あたしは千夏に着いてきただけだし、
何かあるのかと思ったよ・・・・・・・



小さく溜息をすると、
千夏が思いついたように話し出す。



「ねぇ? これから亮太君たち何も予定なかったら、どこかで晩御飯食べてかない?」


「あぁ、いいよ。俺たちヒマだったし」



それに、優の許可なしに了解した佐野君。



あたしたちの都合も聞いてくれないとは・・・・・


恐るべし千夏カップル・・・



「じゃ行こ!」


にっこり笑って先に歩き出した千夏たち。


座っていた優も立ち上がった。




「ねえ、優?」



「ん?」



「いいの?」



「なにが・・・・・・」


「千夏たち勝手に決めちゃったけど」