「どうだった千夏?」
「手ごわかった・・・・」
だよねー。 身長低かったら損だよねー。
が、しかし。
座りながら見上げた千夏の顔は笑顔。
な、なんで・・・・・マゾ?
よからぬ想像をしていたあたしに見せつかるかのように突き出された右手。
その手には、
1つの少しリッチなチョコレート。
ま、まさか・・・・・・・
「限定チョコレートげっと☆」
うっそ・・・良く取れたね・・・・
心の中で尊敬しつつ、
混んでいたレジに並んでチョコを買うことができた。
それから駅前にあるカフェに行くまで、
千夏は終止笑顔だったのだ。
「いいの買えてよかったー♪」
「あたしのは普通だけどね」
「もっと頑張ればよかったのにー」と
言う千夏を横目で見ながら一応優に、
「ごめんね。あたしは頑張れなかった」
と、心の中で謝っといた。
でも、なんっか忘れてるような~?
・・・・・・・・・・はっ
「あぁ!! 正樹くんの買うの忘れてた!」

