「下駄ない」
「は?」
大分回復したのか、
優の口調は元に戻っていた。
「え? どこいった?」
「何やってんだよ。
つか、なんでそんなもんなくなんの?」
立ち上がって周りを見渡す優。
あたしも同じように周りを見渡す。
あたしと優の視線が、
全く同じ場所で止まった。
「「あ゛・・・・・・・」」
その場所はすぐ近くにあった溝。
そっと中を覗くと、
・・・・・・・・・・下駄発見。
しかも、しっとり湿ってると言うオマケ付き。
最悪だ・・・・・・
*
と、言うことがありました。
「つか、マジでどーしよ・・・・」
「このまま履いたら、着物を汚れんじゃね?」

