だんまりの優は、
何故か止まったまま動かない。
何やってんの?
そう思ったのと同時に、
チャンスだ。
と、思った。
優に気付かれないように、
右足を上げられるだけ上げて、
ドコッ!
優の足を思いっきり蹴った。
「っ・・・・・!」
蹴ったと同時に緩くなる手の力。
するっと優の手から逃れることに成功。
「ざまーみろ♪」
「・・・・こんの・・・・・・あほか」
しゃがんで足を押さえてる優を見下げ、ふふん。と笑う。
あたしだってやるときゃーやるんだから!
そっと上げっぱなしだった足を地面につけると、
「あり? なんか・・・・」
おかしい・・・・・・
ちろりと足元を見ると、
ありえないことが起こっていた。

