「ちょ・・・・もういいから離して」
「あ? なんだよいきなり」
分かれよ、馬鹿ー!!
近いでしょ!? 結構近いでしょ!?
言葉にするのはなんだか恥ずかしくて、
必死に目で訴えようとする。
優は優で、いきなり大人しくなったあたしに警戒してる模様。
下を向いて、
気付かれないように後ずさりすると、
ぐいっ
は?
少し開いていた隙間が全くといっていいほどなくなった。
「どうしたのかな、愛チャン?」
顔を上げると、ニヤリと笑ってる優。
こ、こいつ気付いてる!
「な、なななっ
は、離してよ! ぶつよ!」
やたらと密着した体とか、
やたらと噛んでしまったこととか、
あ、後この状況とか。
全部が全部恥ずかしくなって、
たぶんいや、絶対あたしの顔は真っ赤だろう。
威嚇したつもりのあたしの言葉に続いて、
優の言葉が返ってこない・・・・・
「な、なんか言ったらどうよ・・・」

