“好き。



明後日のクリスマスイブ。
駅前のクリスマスツリーの前で待ってます。


返事をくれるなら嬉しいです。
夜の9時までずっと待ってます。”





これだけ送って、電源を切った。




“行かない”



この返事が返ってきてほしくないから。



違うか。
返すどころかシカトかな・・・・・・・・





来てくれるなんて思ってない。
ただ、少しだけでも期待したいの・・・




歩き出したあたしの体に、
冷たい風邪が突き刺さるように当たる。




あまりの寒さに身震いすると、
あれから今日までの事を思い返した。




あの日から終業式まで、
優はあたしを避けていた。




話すどころか、目さえも合わせて貰えなかった。





こんな事初めてで、


あんな事があっても次の日にはいつもの優に戻ってると思ってた。