開いた瞬間言われた言葉。




「あれ? 愛1人だけ?」




その声に勢い良く振り返る。




「なんかしゃべってたから、
だれか他にもいんのかと思った」




優・・・・・・・・・



今まで優の事を考えていたから、
いきなりの優の登場に胸が高鳴る。



何故か優は、
着ていたハズのブレザーを脱いで、
シャツとネクタイだけ。



何故に?




「ねぇ、なんで
こんな時間まで残ってるの?

てか、なんでブレザー脱いでるの?」




結構寒いんですけど・・・・・・

眉間にしわを寄せながら、
優の持ってるブレザーを見つめる。




「委員会で残ってたから。
脱いでんのは、汚れるから」





聞いたことだけあたしに伝えて、
そのまま自分の席まで歩いていき


机の上にブレザーを投げ捨てた。