あの後、
千夏にたっぷりお仕置きしたあたしは
ない頭をフルに使って考えていた。
佐野君と屋上にご飯を食べに行く
千夏に言われたこと・・・・・・
『1回さ、思い切って言ってみたら?』
『ん? 何を?』
『愛の気持ち!』
『はぁ? 言えるわけないでしょ!』
『だから! ストレートにじゃなくて、
なんかこう・・・冗談っぽく?』
『またそんな・・・・・・』
『言うか、言わないかは愛が決めて!
あと、今日の事は絶対仕返しするからね!
愛のばかー!!!』
そんな捨て台詞をはきながら
屋上に向かう千夏。
1回自分の気持ちを言ってみる・・・・
誰が? あたしが!?
誰に? 優に!?
そんなの冗談でも無理ー!!
考えて考えて考えて・・・・・・
考えまくった時にはもう放課後。
千夏はさっさと佐野君と帰った。
いままであたしに内緒にしてたから、
これからは思う存分楽しむんだと!