たこちゃんの口にして、
千夏のほっぺたを狙う。
あたしの口をたこちゃんにした瞬間、
千夏の顔から血の気が引いた。
「ぃ・・・・いやぁああああああ!!」
ぐいぐい自分からあたしを離そうとする。
あたしを遠ざけようとするたび、
あたしたちの間の机が、がたがたと鳴る。
「よいではないか~♪」
「いやー!! 亮太君に勘違いされるー!」
やははっ♪ おろしろーい!
「すとっぷ」
調子に乗り始めたとき、
あたしから千夏が引き剥がされた。
放心状態の千夏を後ろから抱きかかえてるのは、佐野君。
「悪いね愛ちゃん。
千夏は、もう俺のもんになっちゃったの」
「あらら。残念」
「千夏? だいじょーぶ?」
「・・・・はっ! うん!大丈夫!!」
佐野君の囁きにやっと我に帰って、
我に帰った瞬間赤くなる顔。
「亮太君・・・・・・・・」
「なぁに?」
「近い・・・・・です・・・」

