ガタガタンッバサァッ!!
すごい音がして、
お菓子の袋から千夏へと視線を移すと、
雑誌を下に落として、
椅子から転げ落ちそうになってる。
やけに動揺して、
やけに顔が赤い千夏。
え? え? 図星?
「うっそぉ・・・・・いつのまに・・・」
「いや! あの・・・・違う! あのね!?」
「えぇ? 誰? やっぱり佐野君?」
否定してる千夏を無視して、
がんがん質問するあたし。
だって!! いつのまに?
この間まで、
『付き合いたいよー・・・・・・』
って、言ってたし。
本当にいつから?
お菓子の袋を鞄に放り込んで、
千夏をじっと見つめる。