「肩に乗せて担いだ」
ゴビーン・・・・・
期待は一気に崩れ落ちて、
頭に大きな石が落ちてきた錯覚まで覚えた。
担いだって、荷物かよ・・・・・
「波も心配してたんだけどなぁ」
ボタンとリボンを布団の中で付けている最中、窓の外を見ながらポツリと優が呟く。
「あっそうだ!
優って波ちゃんと兄妹だったんだね」
「まだ言ってんの? それ」
眉間にしわを寄せて、
面倒くさそうにあたしを見てくる。
だって・・・・・・・
「優、波ちゃんの事
好きって言ったじゃん・・・・・・」
蚊が飛ぶような、消えてしまうぐらいの小さな声。
優に届いたかはわからない。
ただ、“兄妹”の関係がわかっても
あたしの胸は不安だらけ。
あれだけかわいくて、
あれだけ素直で、
あれだけ人を引きつける子。
あたしにないものすべてを持ってる子。
そんな子なら、兄妹でも、
好きになってしまうかもしれない・・・

