「ちょっと待って！　何ソレ！！」



まだ言い合ってる２人の引き離し、
優の胸倉を掴んでがくがく揺らす。


すでに、クレープは地面の上。



「ぅわ！　っんだよ！」


「妹！？　波ちゃんて、妹！？」


「とりあえず離せ！！」



ハッとして隣を見ると波ちゃんが唖然としてる。


しまった･･･････



「あはは。ごめんあそばせ！」


「ったく。キャラくるってんぞ」


身なりを整える優は何もなかったかのように、すました顔してる。



「ねぇ！　妹なの！？」


「あぁ。言わなかったっけ？」



聞いてないよ･････・

てか、そんなことまったく
触れてなかったよ･･･


笑いしか出てこないあたしの顔は、
今１番、しおれてると自信を持っていえると思う。





優、波ちゃんの事
好きって言ったじゃんか！



あっ･･･もしや･････



「血は繋がってる？」


繋がってなかったらありうる。