息を整えてから、優の目の前まで回りこんだ。


だって急いで来たんだって
思われたくないじゃん。




「優。 なに?」



少しドキドキしてたからなんか
そっけなくなっちゃった・・・・



「座らねーの?」



「うん。・・・・・・」



そう言われて座ろうとしたけど、



スキマが・・・・ナイ。



優がほぼ真ん中に座ってるから、
座るとしたら優にすごく近づかなきゃならない。



そんなの、無 理。



「あー・・・いいや。あたし立ってる」


「じゃあ俺も立つ」




え?ってか・・・・・・



あたし優の目の前に立ってたから
優が立ったらすごく近いんですけど!



優にバレないように、少し体を後ろに下げる。



「な、なによ?なんであたしを呼んだの?」