優が何か言ってたけど、
それを振り切って走った。
これ以上、優に迷惑かけたくない。
これ以上、優に嫌われたくない。
これ以上、傷つきたくないよ・・・・・
「あれ? 愛何してるの?」
逃げ込んだ裏庭に、千夏が居た。
「ちな・・・・千夏・・・・・」
「え!? どうしたの? 泣かないで?」
千夏の顔を見たら、なんだか安心して涙が出た。
堪えていたものが溢れ出た。
顔を覆って、その場に座り込む。
「・・・・ごめんね。泣いちゃって・・・」
「・・・・・わかってたよ。小倉君でしょ?」
え・・・・?
顔を上げると、あたしのように座り込んでいる千夏がいる。
「小倉君が、好きなんでしょ?」
「ちがっ・・・」
「嘘つかなくていーよ。あたしがどれだけ愛の親友やってると思ってんの? 気付かない訳ないじゃん!」
「・・・・・・・ごめん」

