“あき”と、“純”か・・・
ラブラブじゃん。
あだ名で呼び合う2人を、
ニーッと見つめて
「さぁ! 文化祭を楽しんできてください!」
「あー・・・うん。そうするよ」
「じゃあ、さようなら!」
「いってらっしゃーい♪」
2人の背中を見つめて、
よかったね。恋が叶ってよかったね。
そう思っていた。
あたしがまだ要君を好きなら、
すごく悲しくて、すごく泣いたと思う。
祝福なんて出来ないし、
2人の姿を見た瞬間走って逃げ出したと思う。
ほんとに、ほんとによかったね。
「おい・・・・・・」
不意に声をかけられて、
何も気にしないで後ろを向いた。
何も・・・・・気にしないで・・・・

