熱い。

熱い熱い熱い・・・・・・・



「熱いー!!!」


「うるさいー!!」



千夏にぺちっと、頭を叩かれて

軽く涙目になる。



うぅ・・・・・だってぇ




只今、体育祭真っ只中。

モヤッとした熱気がテント中にこもっている。


何もしていないのに、
汗でシャツが体にくっついてキモチ悪い・・・・・・


「ねぇ~。まだ仕事終わらないの?」


千夏は胸元のところをパタパタしながらあたしの腕についている、


【体育祭実行委員】


の腕章をつかんできた。