「あっあたし泳いで帰る!」



「あっ!馬鹿!」



バシャバシャと海の中に入ったはいいけど、泳ぎだしたとたん流れが強すぎて元いた所に流されてしまった。




「ひゃぁぁぁあああ!」


がばば・・・・じぬ・・・



「馬鹿やってんじゃねーよ!」


「ごほっごほっ!」


「本気で死ぬぞ」


もう死んじゃうかもって時に、
優に腕を引っ張られ救出されたあたし。

口の中に海水入ってショッパ!



「空もスゲー曇ってきたし、
海も荒れてる。こりゃ引潮まで待たないと」


「それって、何時間後?」


『出来るだけ早くでお願いします!』
そんな期待をしていたあたしに、


「明日の朝だな」


「え゛・・・・・・」



うっそぉ・・・・・・
助けが来なかったら朝まで2人きり!?



「うーそぉぉぉぉおおお!!」



こうして、あたしと優の


2人きりの夜が始まった。




・・・・・・・てか、始まってしまった(泣)