「あれ。千夏?」


優とのあの空気に耐え切れなかったあたしが逃げてきたトイレに、千夏がいた。



「あ、愛ー!!」


「ぐわっ!」



な、なに!?

千夏はあたしが声をかけた瞬間、
おもいっきり抱きついてきた。



てゆうか、突進してきた。


倒れそうだった所を、何とか持ち直して、


「なに!?どうしたの!!」


そう聞くと、


「気まずいー!!」


って・・・・・・はぁ?



「あんた、めちゃ楽しそうだったじゃん!」



体から千夏を引き剥がして、問い詰める。