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あれは未歩が俺の家に泊まりに来てから1週間が過ぎた頃だった。



夏休み中にあった模試の結果が家に届いたんだ。





M大…M大…


ふーん、A判定か…


まぁ今回の模試は割と簡単な方だったしな。






「あら!!すごいじゃない冬夜!!もうA判定ですって!!」



ソファーに座って模試の結果をリビングで見ていた俺の後ろから母さんが覗き見。




「このままいけば合格間違いなしね〜♪鼻が高いわぁ〜♪」




ったく…母さんテンション上げすぎだろ…





「このままいけばな。」



「冬夜なら大丈夫よ♪」



「ま、油断しないように気を付けるよ。」



「そうね〜♪」




その時玄関が開いた音がした。



「あら、お帰りなさい♪」

「ただいま。」



「父さんお帰り。コレ、模試の結果。」



「お、どれどれ…」



俺の模試の結果を受け取った父さんはリビングのイスに座る。



すると何かを考え込むように眉間にシワを寄せた。