「……未歩。」


「あ、でもほら!!会えなくなるわけじゃないからね!!別に高校でも大学行っても普通に会えるわけだし!!///」



恥ずかしくなった私は慌てて訂正する。




「………。」


「…冬夜?」


「あ、いや…なんでもねぇ。そうだな、俺も未歩と一緒にいたいし…」


「えっ!?///」



冬夜は足を止めて私の手を掴んだまま真剣な顔で私を見る。





ドクン




え…どうしてそんな真剣な顔してるの…!?////





「あ…の…冬夜?」


真剣な顔をしたのは本当に一瞬で、冬夜はすぐにニヤッと笑う。


「つーか今日随分素直じゃね?そんなに俺と一緒にいたいなんてな?」


「べ…!!別に!!///
違うもんね!!」


「今お前がそう言ったんだろ。」


「うるさい〜…////」


「……ったく。本当もっと素直になれよな。」




こういう性格なんです!!///






っていうか…いつもの冬夜に戻ったけど、さっきの真剣な顔…気のせい…かな…?



「未歩、ほら遅刻するぞ。」


グイッと私の手を引っ張って歩き出す冬夜。



「わわっ…ちょっと待って〜」




少し引っ掛かりつつも学校に向かった。