「さてさて、皆さんお待ちかね~な・トリニティ表彰式しちゃいましょ~。全戦全勝プリシッラ・唐沢。この栄誉を称えここに表しちゃいます。おめでとう♪プリシッラちゃん♪」
「GRAZZIE!MOLTOCONTENRO!訳:ありがとうございます!とても嬉しいですわ!」
今日はシュネーヴィットヘンみたい。流麗なのにどっか凛としてて。てゆーかプリシッラちゃんって色んな花のイメージあるよね。あっ、シュネーヴィットヘンは、人間側の王女じゃなくて、そんな名前の薔薇の方だよ。アイスバーグって別名の。
「オレ・・・イママデ・・・ガンバッタヨネ・・・?」
と魂が抜けた状態で呟くゲヴェールお兄ちゃん、あっと思ったら(ハーネル)お兄ちゃんが、
「ありゃ独り言だろ。気にするな。」
なんて言ってたら、
「頼むから少しは気にしてくれますかねぇ!」
なんてスゴく春原な感じでゲヴェールお兄ちゃんが切り返してきた。
妹の私でも気に・・・するなんて難しいのに・・・。
「イヤイヤ、それムリでしょ。」
えっ!?ルフ言っちゃった!?誰も言えないこと言っちゃった!?
そんなこんなで表彰式も終り、ゲヴェールお兄ちゃんでも慰めの一言をあげようかとゲヴェールお兄ちゃんのとこ行ったら、
「これ全部ドッキリじゃね!?ガチだったらありえナスビだぜいっ!」
なんて精一杯絶望してますってアピールしたくてか鯱ポーズしてたの。私の目の前で。
そのポーズが私のスカートの中覗いてます的な感じで、BOM!と湯気が出たり赤面したりもう大変!気がついたら、
「ゲヴェールお兄ちゃんのヘナチョコ!ヘタレ!!大ボケ!!!春原!!!!」
なんて怒号と共にゲヴェールお兄ちゃんをフルボッコにしてたの。
「アガァァー!!天国へ!行けるかなぁっ!?」なんてゲヴェールお兄ちゃんがあげた悲鳴を残して。