数ヶ月にも渡ってプリシッラちゃんとゲヴェールお兄ちゃんのバラエティじみた戦いはプリシッラちゃんの完勝に終り今その表彰式が始まろうとしていた。ホントはする予定はなかったんだけどサンドリヨンちゃんの思い付きですることになったとか。
ステージに立つプリシッラちゃんとゲヴェールお兄ちゃんはサンドリヨンちゃんが来るのを待ってるんだけど一向に来ない。まさかやんないの!?せっかくプリシッラちゃんポニテに蒼くて大っきなリボン、いつもの服にちょっとダークキャラなサイコメトラーの子と同じリボンでお洒落して来たのに。両手の袖からラピスラズリや翡翠のブレスレットがチラチラ見えるし。それに髪どめは彼女のお気に入りのカタバミだよ?ルビー、翡翠、琥珀、ラピスラズリの4色カタバミなんだよ?
そんなお洒落して待ってるのに来ないって何で!?
「ねぇ、ルフ。」
「えっ、何ちるみ?」
ベチンッ☆彡
「ウッヒ~?」
「ちょっ何!マジでどうしたのよ?」
「さっきルフが思いっきり振り返ってそれでルフのツインテールが鼻に思いっきり当たったの~!」そう鼻血が出そうな鼻を押さえて言ったら、
「あ~、そういえばサラもこないだ私のツインテール当たってぶっ飛んだっけ♪」
サンドリヨンちゃんのキャラもスゴいけどルフのツインテールが与えるダメージもスゴいや。
「それよりサンドリヨンちゃんどうしたの?まだ来てないけど。」
「さぁ?私も知らないわ。」
ルフもこんな感じだからヘンゼルさんもグレーテルちゃんも知らないだろうし。どこで何してんだろ?
そしたら、
「姉さん遅いね。」
「う~ん、確かに遅いよね。何かイヤ~な予感のフラグもバリ3だし。」
そんな言ってるグレーテルちゃんのツインテールは上にグイッて上がってて、アンテナとか鯱みたいだった。