フラリ・・・
姉さんはかなりふらつきながらも立ち上がった。そして目を回しつつ。
「それじゃ、投票の開始だよ~ん。やり方はファーストラウンドと同じやり方でやるよ~ん♪んじゃ、投票スタート!」
ついに始まる投票タイム、ボクは迷わずプリシッラさんに投票した。グレーテルもそうしたみたいだし。
しかし彼女の恐るべき辞書にはやられたな。辞書があんな危険な武器になるって誰も思いはしなかっただろうし。
そしてどうなるか楽しみ。
「出たー!!」
プリシッラさん753800
ゲヴェールさん375800
またもプリシッラさんの圧勝だった。
「TOUCHDOWN(タッチダァウゥン)!!!WINNER!プリシッラァ・唐沢ぁぁぁ!!!COWABUNGA!!(カワバンガ!!訳:ヤッタゼ!とか最高!!な感じ・・・かな)」
あんなスゴいの見せられたらイヤでもこんな展開になる訳さね、ゴルゴ13が見せる狙撃に読者が魅せれる感じで。
「おめでとう♪プリシッラちゃん♪」
「GRAZZIE!MOLTOCONTENRO!訳:ありがとうございます!とても嬉しいですわ!」
彼女の表情はあの時の百合ではなく不敵に勝ち誇った感じだった。そしてVサインだし。
そしてその眼はグレーテルが好きなアイドルマンガに出てる主人公のライバルで名古屋出身で元モデルでかなりの実力を持つお嬢と同じだった。なんかどことなく髪型も似てる気がするし。あとは使い魔がいて、そいつがシャチホコのポーズしてたらかなりそのお嬢だけど。つか藤堂ふぶき?
一方ゲヴェールさんは、口からエクトプラズムを大絶賛で放出中だし。つかワカメ大使ですか?そのエクトプラズムの形は。
「次のファイナルラウンドは、ゲヴェールの逆転シナリオに巡り逢えるのか!?ファイナルで勝った方をメインの座に据えちゃいます!それじゃ、刮目して次回を・・・アミーゴ!!」
そんな姉さんの締めの言葉でシアトルの戦いの幕は下りた。そして、次回で全て決まる。