『ねぇ…貴方、アリの王様でしょ?』 『ええ、ええ。そうとも!正真正銘の王様ですよ』 夕日で目がキラキラと輝く。 『じゃあ…ヒナリって女の子知ってるわよね?婚約者なんでしょ』 何故かアリの王様は黙ってしまった。 困惑した顔でこっちを見つめる。 『ー…それはヒナリから聞いたのですか?』 『ええ、そうよ』 王様は、やっぱり…と小声で呟いた。 ーなぜそんなに困ってるんだろう