「え!ちょっと何それ、意味が分からな──」 私がそう言ったときエレベーターが4階について開いた。 茉莉恵が「うるさい、ももんがは捕獲されたのだ!行くよ」 と言って私の腕をつかんだ。 彩紗が気まずそうに笑いながら「許せ、ももんが」と言った。 突然の事に戸惑った自分がいたけれど、不思議と悪い気持ちはせず、 逆に少し緊張が解けていく感覚があった。 友哉は「歌うぜー!遊ぶぜー!」と飛び跳ねて413号室のドアを開け、 「お連れしましたぁ」と叫んで始めに中に入った。