「あと、どれくらいかな…」

『わからねぇけど、自分で限界が来ればわかるからさ』

「そっか…」

『悲しむことのないように別れたくていろいろしたけどさ、結局一番辛い道選んじゃったかもな、ほんと悪かった』

「ううん……私はもう一度会えて本当に嬉しかったよ」

『そっか、じゃあいいや』

「うん、いいんだよ」

『そろそろ、日が昇るかな』

「…マキト?」

『もうちょっと、だな』