『お前も泣き虫治ってない…って泣かせてるのは俺だから言えた義理じゃないか』

「そうよ…私が泣いてるのは基本的にアンタのバカのせいなんだから…」

『悪いってば、こら、叩くな!』

「幽霊でも痛いんだ…」

『幽霊…まあ大きく分けたら似たようなもんなんだろうけどな』

「違うの?」

『残留思念ってやつみたいなんだよな。だから思い出の強い場所ほどはっきり出れる』

「よくわかんない…」