「ひっく…グスッ…ひっく…」

『だから泣くなって』

「だって、マキト、マキト死んじゃったぁ…」

『これだから言いたくなかったんだよなぁ…俺は涙なんか見たくないのによぉ』

「だって、だって、死んじゃったんだよ、もう会えないんだよ」

『会えてるじゃねえか』

「どれだけ苦労したと思ってるのよバカ!」

『あー、それはその、面倒かけた』

「ちっとも変わってない…死んだのにバカ治ってないし…」