「マキトぉ……」

『おいおい、久しぶりに会ったんだからいきなり泣くなよ』

「久しぶりじゃないでしょ、一昨日までは会えてたじゃない」

『まあ、そうだけどさ。ちゃんと分かった上で改めての再会ってことで』

「なんにも分かってないわよ!」

『いや、だってお前』

「マキトの口から聞くまでは、ただの推測だから」

『言ったほうがいいのか』

「吹っ切って欲しいんでしょ」

『ああ、そうだったな……じゃあ』


『俺は、3年前に死んだ』