「ミヨさん、あなたが好きです」


どうも、はじめまして。私はミヨといいます。

ご覧の通り、今まさに告白をされているところです。

告白してくれた相手は会社の同僚、ソウタロウさん。

部署のみんなで飲みに行った帰り、方向が大体同じな私とソウタロウさんが毒にも薬にもならないような話をしながら二人で歩いていると

ソウタロウさんが急に顔を真っ赤にして立ち止まり……まあ、あとはさっきご覧頂いた通りの展開というわけです。


生真面目なソウタロウさんに、他の同僚が

「ソウー、送り狼になるんじゃねーぞー」

と冷やかしていたのも、今思えば彼の私に対する感情を知って言っていたのかもしれません。