「まぁそのおかげで陽菜を俺のもんにできたんだけどね」 唇と唇が重なる。 少し口を開いて彼の舌を受け入れる。 「もう陽菜は俺を忘れられない。 俺は陽菜だけの月だからな」 そしてもう一度彼は私を抱いた。 「愛してるよ陽菜」 月が照らす夜空の下で、 私だけの月に出会った───。