入学して 2ヶ月経った ――6月。 新しい友達も だんだんできてきた。 「真理〜」 アタシの名前を読んでいるのは 小・中・高と奇跡的に クラスの同じ幼なじみ。 ――宮田 由紀(16) 化粧は派手で すでに先輩方から目を付けられていた。 「由紀ぃー どしたあ?」 「ん、あのねっ、 今時間いい?」 「大丈夫だよ」 「てか2時間目 サボれる??」 「うん」 今は学校 1時間目がおわって 休み時間だった。