「え~?何急に!伶菜も蓮兄のこと好きだよ」 そう…それは家族として それは兄弟として それに双子として ―――――――・・・男としてじゃ、ない。 「もうどうしたの?今日の蓮兄変だよぉ」 「………。」 「蓮兄、熱でもあるの?」 答えない俺をおかしく思った伶菜は手を俺の額にくっつけた。 ひやっとした冷たさが伝わってくる。 でも、 暖かくて…優しくて…。