「なんだよ…あの笑顔」 駆け込んだ、職員用のトイレで、呟く。 やばい俺。 何ドキドキしてんの。 自分より年下のガキなんかに……。 ――今思えば、この時から惹かれていたんだろう。 その後、俺は風花のことを少し調べて、 常に目が風花を探すようになっていた。 でも、自分の胸に生まれた感情の名前を知るのは、 もう少し後のこと――。 おまけEND