「慣れろ、ユウ」 「あーキモい。ユウって呼び方かえねえ?」 「だーめ」 駄目、俺がユウヒちゃんと悠陽を間違えちゃうから。 「あ、じゃね。中二ちゃん」 それだけ言って、俺サドルに跨る。 「俺等、土曜日にあのデッカイ建物に溜まってるから、また会おうねー」 そう言った。 彼女は、驚いた表情でこっちを見つめる。 *