ラブストーリーを一緒に










「―――…おい…」




「…ん…」




甘くて、低い




コントラバスのような響き。




「―――…起きろ…終わったぞ…」




「………せんせー…」




ふんわりと暖かいものが、頭に触れるのが心地よくて。




このまま、夢から覚めたくない。




そう思ってギュッと強く目をつぶると、耳元でとろけそうな声で囁かれた。




「―――…さぁ子…」