ラブストーリーを一緒に

「ね、女の人と遊ぶ男の人ってどう思う?」


勇気を振り絞って切り出したとたん、コーヒー牛乳を飲んでいたトモが吹き出しそうになった。


「な、なんなの!?いきなり…!?」


トモはハンカチを取り出してしばらくゴホゴホと咳込む。


午前の授業時間も、ことあるごとに先生と、目に見えない大人の女の人との妄想が頭から離れなくて、


ようやくお昼休みにモヤモヤを吐き出したわけで。


ここで怯むわけにはいかないわたしは、ずいっとトモの方へ乗り出した。


幸い、ここは騒がしい教室の隅で、多少ナイショ話をしたとしても目立たない。