「その人、亜紀と付き合ってんだよッ♪」

「え、まじ………?」

「うんッ♪
学校は違うけど、家は近いんだって〜♪」

「そうなんだッ……ごめん、またあとでね…。」

「うん♪
ばいばあーい!」

だよねッ……。
あんなカッコいい人が、彼女いないわけないもん…!

わかっていたくせに、悲しくなる。
あたしはもう、航汰くんのことがこんなに好きだったんだあ…。