告白したくないッ


「「おじゃましま〜すっ!」」

ちゃんと挨拶をして、沙來羅ん家に入った。

「どーぞー」

そう返事をして、
沙來羅はすたすたと2階へあがっていった。

そして最上段にたどり着くと、
こっちをみて、「あがってきてー!」
そう言って、手招きした。

かけ足で階段をのぼるあたしたち。

確か、10段…
いや…、もっとあったかも…
結構急な階段だった。