あとから聞いた話によれば、そのドアのガラスは半透明で、キスしたようには見えたらしい。
その場はまあ乗り切ってたってまあくんが言ってた。
だけど、その中に居た女の子がしょーちゃんを好きになり、少しの間付き合ったのは、死ぬかと思った。
というより一回死んだ。
そしてしょーちゃんに対して思ってるのと反対の言葉がよく出てしまうようになりはじめたのがこのころ。
全部あたしが原因なんだ…
「アリサ。行くよ」
気付くと那南はおにぎりを手にしていた。
「早く行かなきゃご飯食べらんないよ!ホラ」
あたしは那南に凄い勢いで引っ張られながら、教室に戻って行った。



