時間もないし、勇気もない。
どうしたらいいんだろう……。
そう思いながらも、あたしはしょーちゃんから来たメールを見た。
『アリサお前、俺が貸したマンガどこやった?』
「はあ」
しょーちゃんからは、いつもこんなメールばかりだ。
ちょっとは考えてメール打ったらどうなの!?
そしてその下に、『※』というマークの文があった。
『※圭とカナミ姉今お前ん家来てるだろ^^笑』
何が言いたいのさ!!!
「まあいいや」
あたしは返事を返す。
『マンガは先週返しました!きっと松にいの部屋にでもあんじゃないの?!』
「………」
ちょっとためらってから、あたしも『※』と打った。
『※来てるけど何か?あー、もしかしてあたしの家覗いてんじゃないのー??あー怖い怖い((゚Д゚ll』



