お昼ご飯。
いつもの友達とのご飯。
今日は皆休みで、那南と二人だった。
「あたしも東京行こっかなー…」
気付くと思わず口に出していた。
「バッカじゃないの…」
那南…呆れてる。
それはあたしも分かってるけど…!!!
「あんたは三大しか受けらんないんでしょ!?仕方ないよ。その道は」
…そう。あたしの学力では頑張らないと大学には行けないらしい。
地元の三流大学、三隆大学さえもきついって……
「しょーちゃんもバカだよ!?なのに」
「料理学校なんでしょ。少々馬鹿でもいいんだろうね。つかうちにさえも言ってこないってかなりムカつくし!」
はあ……?
ていうかね、皆そこまで考えてるだなんて思ってなかった。
とりあえず大学には行った方がいいって思って、大学には行こう……としか思ってなくて。
夢も見つからないあたしってなんなんだろう……



