「う、うんわかった。実行するね?」
軽く苦笑いをしながらも、みんなあたしを応援してくれてるのが嬉しい。
「だけどさー。アリサちゃんたち三人ともココ出てっちゃうんだねー」
「休みになったら来ますってー(笑)」
那南は笑ってそう言った。
「うん。あ、ほら。絵馬とか買うんじゃないの?」
カナミ姉の視線を見ると、宮司さんが小さな声で「買わないんならもういい」、そう言うと絵馬やおまもり、おみくじをなおしていく。
「あっ」
あたしがそう言った瞬間、那南はおもいっきり宮司さんの手をひっぱった。
「ちょ、宮司さん!!!アリサ受験まだなんですからいたずらしないで!!!」



