「おはよ」 あたしはなるべく"いつも通り"振る舞った。 「おう」 しょーちゃんは斜め上を見る。あたしの顔は見てくれない。 あのあと、しょーちゃんはなんにも言わずに窓を閉めた。 翌日まで学校はあったけど、那南には言ってない。もうバレてるかな。 だけど後悔はしてないよ。 言わなきゃ絶対この先言えないだろうし、『クリスマス』ならノリでOKしてくれるかな…みたいな。 だけど正直胸が痛い。