「ジングルベールジングルベールすっずがあー鳴るぅ〜」 ヘェイッ♪ 那南はケーキをほおばる。 「那南、まあくんと祝わないの?」 「ああ…。いいのいいの。明日終業式終わりにデートするし」 「そっか。あ、これもしょーちゃんが作ったの?」 「当たり前〜。買ったら予算足りねえもん。洋菓子しか作れねえしな(笑)」 「なんか乙女〜(笑)」 「悪いかよ」 少し顔を赤くして、しょーちゃんが言った。 あたしは満面の笑みで答えた。 「ううん、おいしー♪」