「じょーぢゃーん。」 『何だよアリサ、やっぱ来れなかった??』 電話の向こう、そこは楽しそうで。 「来れる訳がなかったんだってー。うちのママ超怖いよ。もう勉強しか出来なさそう…」 『はは。頑張れじゃあ』 笑うところじゃないよお… 『まあ仕方ないだろ。受かったら祝ってあげるからさあ、頑張れ』 「うん…わかった。じゃあね」 そう言ってあたしはケータイを切った。