「…あ」
一通り泣きやんだ後、あたしはしょーちゃんを見た。
手には違うDVD。
「見たかったの…?」
「え、コレ?」
あたしの嫌いなホラーもの。
「見たいんなら見ればいいじゃん」
「そうか?」そう言ってしょーちゃんはホラーのDVDを入れる。
『お前…永遠に呪ってやる…』
ゾンビの声が聞こえて、あたしはとっさに耳をふさいだ。
見ればいい、って言ったけど、あたし実はミステリーさえ見れないんだよね…
『呪ってやる…呪ってやる…』
ぶるぶる震えていたとき、しょーちゃんはリモコンの停止ボタンを押した。
「ほら、見れないんじゃん」
やっぱりしょーちゃんは、優しい。



