「なにが。…とりあえずそこのカラオケ行くか?アイツらいるかも知れねえけど」
「え…」
アイツらいるの?!
「嫌だよな(笑)。あの一番うるせえ奴とか?」
「…うん」
「正直だなー(笑)」
「じゃあもうちょい歩くけどいいか」
「…うん…」
小さくそう言った瞬間、あたしの体になにかが被さった。
「しょーちゃん…?」
「さっきから震えてんじゃん。部屋着にパーカーはさすがに寒いよな」
ふっと笑うと
しょーちゃんはあたしにダウンを掛けてくれた。
あったかいしょーちゃんのぬくもり。
「あ、ありがとう」
本当にそう思った。



